CI／CD

CI／CDとは

CI/CDとは、Continuous Integration / Continuous Deliveryの略であり、日本語では継続的インテグレーションと継続的デリバリーと言います。

近年、リリース頻度を増やしたい企業の要求から、開発からリリースまでの速度向上を目的として生まれた方式です。

• 継続的インテグレーションとは

  継続的インテグレーションとは、プログラムのビルドやテストを自動的に繰り返し行うことを指します。継続的インテグレーションを行うことによって、プログラムの品質向上および開発・テストの高速化を図ることができます。

• 継続的デリバリーとは

  継続的デリバリーとは、継続的インテグレーションによってビルド・テストされたプログラム・モジュールをステージング環境や本番環境にリリースできる状態に準備することを指します。継続的デリバリーを行うことによって、開発者が個別に各環境にリリースするといったことが不要となり安全なリリースが可能となるため、開発生産性の向上やデプロイ作業自体の高速化を図ることができます。

ビルド・テスト・デプロイを自動的に行うためには、CI/CDのツールやサービスを導入する必要があります。
クラウド毎に用意されているCI/CDサービスとしてAWS CodePipeline、Azure Pipelineがあります。
また、Jenkins、Travis CI、CircleCIといった特定のクラウドベンダーに依存しないソフトウェア・サービスでCI/CDパイプラインを構成することも可能です。

実際に導入する際は、ハイブリッドクラウドやマルチクラウドなど将来を見据えた構成を考えたうえでCI/CDの方式を検討する必要があります。